2011年5月27日金曜日

西荻評議会 vol.2 @三人灯




24日夜の営業をお休みして
マスターの呼びかけで開かれた。



マスターの掲げた趣旨とは

「震災と原発事故は我々に契機を与えてくれたと思います。
我々がどんなシステム・ 構造の中にいて、
そこにどんな不備や不十分さがあるのかを認識する契機を。
その契機を分かち合う「場」の創出の必要性を感じたため、開催致します。」



vol.1に比べてまた新たに
常連さんを中心とした参加者が増え
30名ほどの会になった。
2階はたくさんの人でいっぱい。


現状の不安など語りあうところからスタート。


西荻に住んでいる石巻が実家の女性の話。

車や家があり得ない状態で破壊されているのに
400年も前に植えられたいた松の木が
津波に流されず凛とした姿で立って残っていた。
それをみて皆、自然の力にひれ伏した、と。
皮肉にも震災のあった日の夜、
地元の人も見たこともないほどの星空だったこと。


大学の先生をしている女性の話。
自分の持っている原発の情報のすべてを
どこまで生徒に話すべきか。
周りの同僚には
不安になるから聞きたくないと言われた話。
マスクに帽子をしているのは
放射線防止も兼ねた
一種のパフォーマンスだと。


デモ=意思表示
デモは大切な行動。
いつも参加しているHさんは言っていた。


それぞれの人がそれぞれの立場で
不安を抱えていて
そして各個人で解決方法を探し
模索しながら何かしら行動している感じがした。



その後不安や現状の話から
今後の話になっていく。



どうなってそんな話になったかはさておき
結局、人は誰かにリーダーシップをとってもらいたい。
特に今回に関してはマスターに。
今の政治がそうであるように
そうではいけないというのが三人灯のマスターの考え。
誰かを中心とした組織ではいけない。



そして私が今回思ったのは
人はただ単に
誰かと繋がっていたいだけなのでは…
少なくとも私はそうだと思ったから。
この会に集まった人のほとんどは
繋がる場所を探している感じがした。



今回の会で参加した人皆がきっと
自分を取り囲む環境について
もう一度見直すきっかけになったのではないだろうか。



より良い未来のために
今後も考えるきっかけをマスターは発信し続けるだろうけど
今度はきっかけを与えられる前に考えてみようと思う。






 

 

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