2011年6月5日日曜日

イヴ・サンローラン @有楽町ヒューマントラストシネマ



滑り込みセーフで行ってきました!!
映画「イヴ・サンローラン」。
彼の生涯のパートナー、ピエール・ベルジュが語る
彼の素顔が描かれている。


彼が死んだのは2008年。
私はまだT社にいたころで
T社と関係があるジャン・ポールノットが
東京に展示会に来る予定が
サンローランの死により
来れなくなったというのを展示会で聞いた。
かつてジャンはサンローランでアシスタントをしていた。
遠い存在のサンローランがほんの少しだけ
近く感じたのを覚えている。


デザイナーがとても華やかに見えて
大きなプレッシャーや孤独を抱えているのは
どの華やかな世界でも一緒だと思うけど
サンローランはクリスチャンディオールの後継者として
デザイナー就任から44年間もそのプレッシャ―と戦ってきた。



彼が活躍していた時代は
ファッションも一番盛り上がっていた頃。
女性がどんどん社会的地位も確立されて
自己表現が出来るようになった時代。
ファッションは女性を元気に
明るく開放的な気分にさせたんだろうな。
それは今も変わらないだろうけど・・・
今なんかよりもファッションは
もっと重要なものだったんだろうな。


サンローランも2000年を過ぎて
時代が変わりすぎてついていけなかった…。


引退最後のコレクションのランウェイ。
最後はカトリーヌ・ドヌーブらと拍手喝采の中
サンローランがおぼつかない足取りで出てくる映像に
私は泣いてしまった・・・
(周りにはわりと眠っている人が多い映画でしたが…)


映画としてはドキュメントで
ピエール・ベルジュの語りが多いから
思っていたよりも洋服やモデルが出てこず。
そこが物足りなかったけど、
知らなかったサンローランの苦悩が
感じ取られる作品でなかなか良かった。
あとアンディー・ウォーホールなどとの
交友関係も出てきたのが意外だった。
あと余談で、個人的にベルジュの
茶系のスーツの着こなしにぐっときたなあ。




ファッションから離れがちな日常に
また今日は刺激をもらえた気がします。




しまいこんでるヒールを
もう少し履いてあげななあ~。






2 件のコメント:

  1. その映画に、女性が踊るシーンがあったと思うんやけど、その女性こそがローラン・プティの妻であり、あなたがパリから送ってくれた手の長いショートカットの女性、ジジ・ジャンメール!!みたいのにもう終わってる感じ・・・

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  2. 出てきた出てきたよ!!
    バレエ衣装も手掛たって言ってた時に私がオペラ座で見たローラン・プティの回顧展を思いだした!!
    そっかぁもうそちらは終わってるんやな。でも大輔はDVDで良かった…とつぶやいてたよ。

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