2011年7月8日金曜日

「セヴァンの地球のなおし方」@渋谷アップリンク



ずっと見たかった映画「セヴァンの地球のなおし方」を
渋谷まで見に行ってきました。
2年前くらいに話題になった「未来の食卓」の
ジャン=ポール・ジョー監督による続編。



1992年、リオデジャネイロで開かれた
環境サミットでの12歳の少女セヴァン・スズキの
スピーチからこの映画は始まる。


世界中の人の心を動かしたスピーチ。
未来の子供達の生活を守るため
自分の発言に責任をもって行動に移すよう
地球全体に呼び掛ける。
「どうやってなおすのかわからないものを
壊し続けるのはもうやめてください。」


ドキュメントの映画は
その少女が29歳になり妊娠して出産を控えて
成長している姿とともに映されている。
彼女はそれまでにずっと同じことを訴え続けてきたが
まったく世界は変わらない…
むしろどんどん自然は破壊されていく。



消費主義の日本のパチンコ店の映像。
アジアへふかひれとして輸出されるであろう鮫の補獲による絶滅の危機。
カナダの森林伐採。
それによりすさんでしまった離島。
原発と隣り合わせで有機野菜を作るフランス。
福井県の美浜の素晴らしい景色の奥に映る原発の建屋。



使い捨ての文化が生み出す廃棄物や
運搬に使う石油。それによ排出されるCO2。
動植物の生態系の変化による人間への影響。
分かってはいたけど
この映画でまた改めて気づいたことも多い。



環境のためや自然のために…というものではなく
根底にあるのは幸せで健康な生活のため。
自分たち、子供達を救うために
自然を守り、地球を救わなければならないと
セヴァンは12歳の頃からずっと訴え続けてきた。



今有機野菜はオーガニックブームにより
お取り寄せなどで流行ってはいるが
遠くの土地から取り寄せるには
運搬のための石油が必要。
それによりCO2排出が増える。
だからそれはオーガニックとは言えない。


中国から大量に輸入されている
飼料用の大豆やトウモロコシは
種類によっては遺伝子組み換えの
大量生産のものであり
いずれ人間の口にはいる時にも
微量ではありながら有害な物質となっている。




すべてがいろんなことに繋がっていて
いつの間にか人間は
地球を汚してきた。
そして自分たちの体も汚し続けている。



原発がああなってしまった今
今変われなければ
一生変われないと思う。
だからみんなが早く気づかなきゃいけない…。



私も今出来ることからやっていくしかないと
エンドロールを見ながら心に誓った。



            




(余談で)

映画の中で農薬の替わりに水田に合鴨を放し
害虫を食べさせる“合鴨農法”を実践する
福岡県飯塚市の古野さんが出てくる。


アップリンクの一階にあるレストランでは
そこのお米をランチで出しているということもあり
是非食べたくなって帰りに1人ランチ。





モロッコ風チキンとライスのランチ。
注目のお米は…玄米?というような少し茶色い感じ。
しかし玄米だとこんなにやわらかくないよね…。
そこんとこ良く分かんないけど美味しかったよ。
チキンはとてもスパイシーで美味しいんだけど
クミンシードたくさんのチキンに少し胃がもたれる。
ミックスビーンズの使い方を真似して
我が家でリピートしてみよう…。

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